タトゥーや刺青が入っていることを就職先に伝えるべきか?
就職する時にタトゥーのことは伝えずに採用され、会社に隠して働いている人は多くいます。私の友人たちもほとんどがそうしています。
そのまま出世して役職にまで登りつめる人もいますが、バレて会社を追いやられる状況になった人も中にはいます。
では、はじめからタトゥーが入っていることを就職時に伝えるべきなのか。
今回はタトゥーを隠して働くメリット・デメリットの観点から考えてみたいと思います。
就職する時にタトゥーや刺青を隠して働くメリット・デメリット
タトゥーを会社に隠して働くメリットは、就職活動がスムーズに進む点です。
採用担当者もまさかタトゥーが入っているなんて想像もしていません。
面接の時に"タトゥーが入っているか"を聞かれることはないに等しいです。
タトゥーを隠し通すことで、就職活動に影響を与えず、就職後の査定や出世への影響もないでしょう。
一方のデメリットは、会社にタトゥーがバレて、職場での人間関係に亀裂が入ったり、クビ(解雇)にされる恐れがあります。
もちろん、タトゥーが入っているという理由だけで解雇というのは不当解雇にあたる可能性があるため、会社側も慎重に検討すると考えられます。
不当解雇を避けるため、自主的退社を迫るようなケースもあるようです。いわゆる窓際族のようなイメージが近いでしょう。会社での立場を自然と追いやられる状況です。
社内規定や働く部署によって、タトゥーが入っていることでの処遇は異なります。
結局、タトゥーや刺青が入っていることを就職する時に伝えるべき?
では、就職する時に「タトゥーがあることを正直に伝えるべきか」の結論としては、
全体的にタトゥーを隠して、内緒で働いている人が多いとの結論です。
見える位置にタトゥーが入っている人や色入れを継続している人の中には正直に話す人もいるようですが、多くの人が"タトゥーがあることを伝えるのはマイナス"と考えているようです。
正直に伝えることで素直な印象を面接官に与えることはできるかもしれませんが、採用されるかは別問題です。
タトゥーがあることを転職時に伝える場合、ほとんどが不採用であると覚悟した方がよいでしょう。
まさに私がそうでした。私は指や手の甲までタトゥーが入っているため隠しようがなく、ほぼ全滅、不採用が続きました。そのあたりのことは、私のプロフィールで紹介しています。
一方で、会社にタトゥーのことを隠して働く場合は、周囲にバレないようにする配慮が必要です。
会社に刺青やタトゥーがバレないようにするためには?
- どんなに仲良くなっても刺青やタトゥーの話しを会社の人にしない
- 社員旅行など、会社のレクリエーションでは細心の注意をする
- 会社の健康診断
同僚と仲良くなると気が緩んで、話してしまったり、バレてしまったりします。
今は仲良くても、些細なことで仲に亀裂が入ってしまったときに裏切られる場合もあります
社員旅行や会社のレクリエーションなどでバレてしまうケース
健康診断で上半身を脱いだときに同僚にバレてしまい、密告されてしまうケース
このケースは稀ではありますが、健康診断をパスできる会社もあるようなので、会社に確認してみるといいでしょう
社員旅行や健康診断の際、一時的に隠す方法もあります。>>タトゥーや刺青を隠す方法
タトゥーの範囲が限定的な方はもしもの時に役立つかもしれません。
仲が良い同僚でも、今後も良好な関係が継続するとは限りません。喧嘩やトラブルになったときに、バラされてしまう恐れもあります。
仲良くなっても誰にも言わないことが絶対にバレない方法です。
私のまわりにもタトゥーが入っていることを会社に伝えてない人は多くいます。
とくにオフィスで働く仕事やスーツを着るような職種ではほぼ伝えていないようです。伝えないことによるメリットの方が大きいと考えられます。
一方、伝えるケースとしては働く時の服装が決まっており、その服装ではタトゥーを隠しようがない場合や肌の露出が避けられない制服で働く場合などは事前に伝えているようです。
タトゥーがあることを正直に伝えたい気持ちもありますが、伝えたところでうまくいかないのではないかと心配に思う気持ちの方が強いのではないでしょうか。
ちなみに、ごく稀に面接時に「タトゥーが入っているかどうか」を聞かれることもあるようです。その場合、タトゥーNGの会社と考えられます。
仮に嘘をついて受かったとしても、後々バレた場合、虚偽申告によりクビ(解雇)、損害賠償といったケースも考えられるのでくれぐれも嘘をつくのは辞めましょう。
タトゥーを隠しようがない場合は転職サイトの担当者に事前に相談し、タトゥーOKの仕事の中から職を探すのが最も効率的な方法です。
無下にタトゥーのことで落とされる心配もありません。受け入れてくれる企業の中からあなたが会社を選ぶことができます。