タトゥーokの職業ってどんな仕事?刺青が入っていても就職できる?

 

タトゥーが既に入っている人や、これからタトゥーを入れようとしている人の中には、

 

「タトゥーが入っている人はどんな仕事をしているのか」

 

「タトゥーが入っていても無事、就職できるのか」

 

など、疑問や不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

 

僕も同じように不安を感じながら、様々なサイトから情報収集し、転職活動を行ってきました。

 

就職した今、あらためて思うことは

 

「タトゥーや刺青が入っていても、問題なく安心して働ける」

 

ということです。

 

もちろん、選べる職業や会社の選択肢としては狭まりますが、それは本人の責任であるべきことです。

 

なにより、タトゥーに限らず、身体的特徴により制約や制限を受けることは多くあります。

 

例えば、目が悪ければ警察官や消防士になることは難しく、背が低いためCA(スチュワーデス)をあきらめなければいけないケースもあります。

 

身体的特徴だけでなく、学歴や学力、能力によって制限を受けるケースもあります。

 

そう考えると、タトゥーは僕たちの個性でしかありません。
タトゥーを入れたことを後悔するよりも、就職に受かる方法をまず考えるべきです。

 

「タトゥーが入っていても、必ず就職できます」

 

中には、タトゥーを隠していることが会社にバレて、クビ(解雇)にならないか心配している人もいるでしょう。

 

心配な方はタトゥーが許容されていたり、タトゥーOKの仕事や職業を選択すれば、安心して働くことができます。

 

今回は、タトゥーや刺青が入っている人たちが、どんな仕事に就いて働いているのかを紹介します。
就職先が見つかる手助けになれば幸いです。

 

 


タトゥーや刺青はなぜ仕事をする上でNGなのか?


仕事を紹介する前に、そもそもなぜタトゥーがNGなのかを皆さんは考えたことがあるでしょうか。

 

僕は全身に刺青が入っていて、結婚を機にホストを辞め、就職活動をはじめました。
まったく就職活動がうまくいかず、仕事につけない期間が3ヵ月以上ありました。

 

その時は「なぜタトゥーがいけないんだ」と、断られた会社に対して怒りすら感じていました。

 

今、振り返ると転職活動がうまくいかないのは当然です。
本来なら自分を責めるべきことです。

 

日本におけるタトゥーや刺青とは、暴力団やヤクザをイメージさせ、反社会的勢力として捉えられる傾向にあります。

 

僕がそうではないと言っても、証明もできなければ、あえてそのマイナスイメージがある僕を採用しようとすることは、企業側からするとリスクであると考えられます。

 


タトゥーや刺青が入っていても大丈夫な仕事ってどんなジャンル?


では、タトゥーや刺青が許される仕事にはどんな職業があるのでしょうか。
大きく分けると、4つのジャンルに分類されます。

  1. タトゥーや刺青が入っていることがわからない職種や職業
  2. タトゥーや刺青が入っていても許されている業界や職業
  3. クリエイティブな業界
  4. その他

1つ目は「タトゥーや刺青が入っていることがわからない職種や職業」です。
例えば、警備員や整備士などは制服を着こんでおり、見た目上タトゥーが隠れる形になるため、仕事に支障は出ません。
※会社からタトゥーがOKであると許容されているという意味ではないのでご注意ください。

 

そして、2つ目は「タトゥーや刺青が入っていても、なんとなく許される業界」というものがあります。例えば、土木関係の仕事や運送会社などがそれにあたります。もちろん、会社によってOKのところもあれば、NGの会社もあるので一概には言えませんが、許容される傾向にあります。実際、僕自身もタトゥーが入っていることを事前に伝えていたため、タトゥーが許容されている会社で働いていることになります。

 

3つ目の「クリエイティブな業界」とは、アーティストと呼ばれる職業などが当てはまります。例えば、美容師やデザイナー、カメラマン、スタイリスト、ミュージシャンや芸能人なども該当します。これらの職業は、会社に属している感覚よりも、個人の力量によって仕事を生み出していることが多く、タトゥーの影響はすべて個人に返ってくると考えられます。よって、タトゥーが許容されていると考えられます。なにより、タトゥーが個性として捉えられやすい職業でもあるように思います。

 

4つ目は経営者やプロスポーツ選手などが当てはまります。会社のTOPである経営者は雇用される立場にないため、問題ないと言えるでしょう。スポーツ選手の場合は、勝負の勝ち負けが最も重要であるため、タトゥーが入っていることをさほど気にしないケースが多いように思います。

 

上述した3つ目と4つ目の職業は特殊なジャンルであるため、今回は1つ目と2つ目に該当する一般的な仕事・職業について紹介したいと思います。

 


タトゥーや刺青OK!?タトゥーが入っている人の仕事9選!

警備員・交通誘導

警備員の仕事は、季節を問わず、長袖制服を着ていることがほとんどです。よって、タトゥーや刺青は隠れるため、仕事に支障がでないことから警備員や誘導員は代表的な仕事であると言えそうです。⇒警備員・交通誘導の仕事の詳細はこちら

 

建設・建築関係

建設・建築関係の仕事は、タトゥーや刺青が入っている人が多くいるため、あまり気にしない傾向にあります。そのため就業率が非常に高く、おすすめです。平均年収は300〜400万円ですが、資格取得や出世をすると1,000万円以上稼ぐことも可能です。独立する方も多く、夢を持って取り組める仕事です。⇒建設・建築関係の仕事の詳細はこちら

 

土木関係関係

土木関係の仕事は、力仕事の一面があり、工事現場で働いたり、重機を扱ったりする仕事です。タトゥーや刺青は許容される傾向にあり、問題なく働ける職業でもあります。肉体労働ではありますが、会社によっては給与が高いところもあります。資格の取得や出世をすると1,000万円以上稼ぐことも夢ではない仕事です。独立する方も多いので、夢がある仕事であると言えます。⇒土木関係の仕事の詳細はこちら

 

介護

介護の仕事はいわゆる3K(きつい・汚い・給料水準が低い)と言われる仕事でもありますが実際には、働く職場や、環境、職種によって仕事の内容はまったく異なります。もちろんきつい職場もありますが、それ以上のやりがいを持って働いている方が多いのも介護職の特徴です。国としても給与水準を上げるための動きも行っており、今後益々、必要とされる仕事です。やりがいや、誰かのために働きたいといった気持ちが強い方にはオススメの仕事です。⇒介護の仕事の詳細はこちら

 

運送・配送会社(トラック運転手)

運送・配送会社のトラックの運転手はタトゥーや刺青が入っている人が多く、タトゥーが入っていても問題ない傾向にあります。車での移動時間が大半を占めるため、タトゥーを許容されていると考えられます。トラックの運転手は外から見ると怖そうといったイメージを持つ方もいますが、実際には穏やかな方が本当に多いです。ニュースでトラックのあおり運転などが一時期話題になりjましたが、ごく一部の人によるもので、実際には家族のために一生懸命働いている方がほとんどです。運転がとにかく好きでドライバーになる方も多くいます。長距離ドライバーになると700万円以上稼ぐ人もいるので、運転好きにはオススメの仕事です。⇒運送・配送会社(トラック運転手)の仕事の詳細はこちら

 

派遣社員

タトゥーや刺青が入っている人にオススメなのが、この派遣という働き方です。派遣ってキツイ印象を持たられる傾向にありましたが、それも一昔前の話になっています。昨今では様々な働き方が許容されており、正社員ではなく派遣の道を選択する人も多くいます。なにより正社員に比べて、自由度が効くのが派遣のメリットでもあります。また、様々な仕事の経験が出来るため、どんな職に就きたいのかわからない人にとってもおすすめです。実際のところ、派遣から正社員になる道もつながっていて、大手では特にその傾向があります。⇒派遣社員の詳細はこちら

 

物流・倉庫・工場

物流・倉庫・工場での仕事はタトゥーが入っていてもOKな職場が多いです。というのも、多くの場合、人材難で募集を幅広く行っており働き手を探しています。寮付きでの募集も多いため、家賃がかからず、お得なケースもあります。給与は年齢や経験によって差が出てくるので、安定したお仕事であると言えます。年齢を重ねて管理職になると、給料も大幅アップが見込めるでしょう。⇒物流倉庫の仕事の詳細はこちら

 

自動車整備士

自動車整備士の仕事は長袖のつなぎ服を着ていることもあり、タトゥーや刺青が入っていても見えない仕事です。そのため、タトゥーや刺青が入っていても採用されやすい傾向にあります。整備士の仕事はお客さんよりも、自動車と向き合って、修理や不備がないかを調べる仕事であるため、見た目に対しては問わない傾向にあります。車好きにオススメの仕事です。⇒自動車整備士の仕事の詳細はこちら

 

WEB・IT系

WEB・IT系の職種は多岐にわたりますが、とにかく給与水準が高い傾向にあります。職業訓練校でもWEB・IT系の教育も行っており、人気科目でもあります。Webサイトの制作から、デザイン、マーケティング、SE、アプリ開発、IT技術者など、様々な職種があるので今後を見据えていくなら一番オススメの職業でもあります。業界的にも独立する人が多い傾向にあります。パソコンひとつあれば、どこででも仕事ができるため、自由度が高い仕事でもあります。人気の職種ではありますが、人材も多く募集しているので興味がある方はチャレンジしてみてください。⇒WEB・IT系の仕事の詳細はこちら

 


刺青野郎オススメ!タトゥーや刺青が入っている人に優しい転職サイト!


タトゥーや刺青OKの仕事を紹介させていただきましたが、タトゥーや刺青が入っていても親身に相談にのってくれる転職サイトもあります。

 

まだどんな仕事に就きたいかを悩んではいるものの、とにかく早く仕事に就きたいという方には派遣の仕事がオススメです。最大手のマンパワーグループが運営するJOBNETは大手求人を多数取り扱っており、正社員にもつながっています。タトゥーが入っていることも事前に告知しても問題なく仕事を探してくれます。

 

派遣ではなく、正社員として考えられている方には職業紹介優良事業者に認定(全国に1万社以上ある職業紹介会社のうの48社が認定)されているジェイックがオススメです。高卒、中退、フリーターの採用に強く、就職率が高く、就職実績も豊富です。専任による個別サポートがあり、とにかく親身に相談にのってくれます。

 

不採用が続いており、正社員での仕事がなかなか見つからない方やタトゥーが入っているために就職できないでいる方は一度登録してみてください。JOBNETの派遣の方が就職しやすい傾向にはありますが、正社員一本ならJAICが良いと思います。

 


追記:実際タトゥーや刺青を隠して働いているのか?


実際問題、タトゥーや刺青が入っている人は働く職場で「隠している」か「隠していない」かの問いの答えとしては、「隠している」人が多いと想定されます。業種、業界によって、許容されている職業の場合は包み隠さず露出しているケースもありますが、基本的には客商売である以上おおっぴらにできないのが現状です。先に紹介したアーティスト業のようなごく一部の限られた職業は別として、タトゥーはまだ日本では受け入れられてはいないようです。温泉やジム、プール、スポーツ施設でもタトゥー・刺青NGのところは多くあります。

 

会社員でありながら、体に入ったタトゥーや刺青のことを会社や上司、同僚に言えず悩んでいる方は多くいるのではないでしょうか。あるある悩みとしては、健康診断や社員旅行、イベント行事の時はどうやって隠すのかといった悩みを多くの方が抱えています。タトゥーの範囲が限定されている方には、シール や、タトゥー隠しに使えるコンシーラーコンシーラーがおすすめですが、僕のように全身に刺青が入っている場合は隠しようがないため開き直るしかないようです。中には行事ごとは毎回欠席するという方もいるようです。あと、僕のまわりでも何人かはタトゥーの除去手術を行っている人がいます。タトゥーレーザーやタトゥーの手術方法についてはこちらの記事で紹介しています。タトゥーの除去を専門的にやっているガーデンクリニックなどは有名な整形外科です。本気で悩んでいる方は読んでみてください。

 

タトゥーや刺青を除去する方法

 

いずれにせよ、やはり、タトゥーや刺青が入っていることを事前に会社に伝えておくことがベストですが、、なかなかそうはいかないのが現実で、タトゥーで悩んでいる人はほんとに多くいるようです。改めて、おすすめの仕事や、おすすめの転職サイトがあれば紹介したいと思います。

 

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